2012年10月13日

クレープソールのオールソール vibram#1100

DANSKEのクレープソール交換となります。
タンクソールへとカスタマイズです。
リフトはすでになくなり、ベース部分迄到達し、つま先も限界、
素材もやや劣化気味ですので、オールソールでよいかと思われます。
BEFORE
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兎にも角にもまずは、分解。
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ひと手間かけてあります。
今回はステッチダウン製法になりますが、
通常、ミッドソール(今回は=中底となります)と本体が底縫いされ、
そのミッドソールにクレープソールは接着されているのですが、
今回は、ミッドソールと一段目のクレープソールをまとめて底縫いを掛け、
二段目のクレープソールをそこへ接着されております。

これはなにが良いかと云いますと、二段目が痛んだ際に、
一段目迄が底縫いされていますので、痛んだ二段目のみを
剥がし易くなります。
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しかし、今回は別素材へと交換ですので、逆にひと手間掛かりますね…。

しかし、それが善くも悪くも…。
通常、ミッドソールは痛んでなければ交換しないのですが、
クレープソールはねちゃねちゃと、ミッドソールにへばり付いてしまったり、
剥がそうにも、ひどく粘り付き、逆にミッドソールが
裂けてしまったりしますので交換となる場合もあります。

しかし今回は、一段目までが底縫いが掛かっていましたので、
ソールの接着は仮止め程度になっていましたから、
綺麗に(それでもしぶとかったですが)剥がれました。
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ミッドソールは交換するつもりで作業を始めておりましたが、
綺麗にクレープソールが外れましたので、そのまま使用することにしました。

基本的に、ステッチダウン製法(中底無し仕様の場合)の場合は、
問題なければ、ミッドソールを交換致しません。
交換してしまいますと、足型に凹凸が付いている部分が、新品同様にフラットに
なってしまいますので、交換しない方が少なくとも履き心地には
影響が及び難いので。

交換する場合でも、再度クレープソールであれば、その素材の特性上、
形状が変化し易いので、交換してもすぐに馴染むとは思われます。

で、今回は堅さでは一二を争います、VIBRAMのタンクソールです。
ですので、いかがしたものか。
履き心地はクレープと比べますと堅くなりますし、その堅さ故、
折角の凹凸も押し込まれてしまいます。
思案した挙げ句、追加でスポンジのミッドソールを施すことに致しました。
これで、凹凸を吸収し、クッション性も加味できるのではないかと。
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オールソール交換は(修理全般ですが)、特に教科書的なものがあり
こういう場合は、こうするとかはありません。

一般的には(今回の案件でも)そのままミッドソールにタンクソールを
施すのが、巷のお店では通例であります。
細かな仕様等は、それぞれ個人の経験値や考え方により変わるものですので
違いによっての正解不正解という訳ではありません。
どんなものを望まれているかといった処です。

今回は、ご相談の会話の中で、ソールが変わることでの履き心地の
変化について、やや気になっておられるような気がしましたので、
スポンジミッドソールを!と云うご希望はではありませんでしたが
(といいますか、そういった部分は分解して始めて凹凸がひどく出ているなど
 依頼の際にはそこ迄分からない処ではあるのですが)

作業進行中に、ご相談の際の内容から判断し、臨機応変に
構築している次第であります。
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底縫い(ダブル)を掛け、スポンジのミッドソールを追加し
VIBRAM#1100を取付けたところです。
このソールも、当初は#1136を使用する予定でありました。
#1136はヒールが一体となっておりますので前後の高さのバランスが
合わず、前側部分のみ5.0mm程追加する必要があります。
それですと見た目のバランスが悪いのです。
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手前が#1136 奥#1100。 前側のソールの厚みなども違います。

また、靴の形状はオブリークですので、足の形そのままみたいな感じです。
また、底縫いもダブルですので、通常の靴の縦横のバランスからして
横幅が突出しており、一体型の#1136ですと横に合わせると
縦が長いサイズのモノになってしまい使えませんでした。

ですので、セパレートタイプの#1100を使用することで解決致しました。
試しに注文しました最大規格サイズの#1136は、32センチサイズの方で
ちょうどいいのですが… 使う機会がなさそうなので
前後バラして私物に使用するしかないかな… ブルジョアな使い方ですね…。

AFTER
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ラギッド感が…20121007-4
でてますね…。20121007-3
スポンジのミッドソールを追加したことで、
底のボリューム感もいい感じな気がします。20121007-6
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20121007-12,

ちなみに#1136ですとつま先部分の溝は埋まっていないのですが、
#1100ですと、つま先部分の溝が埋まっております。
これは恐らく、つま先部分の衝撃や摩耗への耐久性を考えてだと思われます。
他の部分は凹凸を施し、タンクソールの堅さや厚さと屈曲性を
兼ね備えたソールとなっております。
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なんだか浮いているように撮れましたので…。20121007-15

タンクヒールは、ソールの番手より二番手小さいサイズの規格となりました。
オブリーク形状のソール交換は、注意が必要ですね…規格外な感じです。


以上、雑色ラギッドカスタム篇でした。

ampersandand at 00:24│ クレープソールからの 

この記事へのコメント

2. Posted by 店主   2013年03月19日 21:27
こんにちは。
すみません、HPお問合せフォームは、ブラウザやそのほかの
条件でなのか、ときどきエラーになってしまうようで
ご迷惑をお掛けしております。

イメージにぴったりのところ申し訳ありませんが、
現在この#1100ソールの取り扱いを中止しております。

ほか、雰囲気に近い仕様等はご案内できますので
ご依頼の際は、詳細ご相談させていただければと思います。
1. Posted by マサミ   2013年03月18日 11:17
5 自分もクレープソールがダメになったDANSKEの靴を持っていまして、タンクソールに張り替えたいと思っていました。イメージにピッタリです。
あんまりイメージ通りの写真が出てきたので、夢かと思いました。
問い合わせフォームからお伺いしたかったのですが、うまくいきませんでした。また今度、お電話しますね。