2013年02月18日

クラークス クレープソールからの…篇

Clarksのデザートトレックのオールソールとなります。
それぞれお好みでカスタマイズ篇です。
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つま先もカカトも限界ラインです。
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底面は劣化で割れてきてしまっています。
クレープソールはだいたいこの部分が割れますね。130218-26
中底のフェルトも割れております。
フェルトでは頼りないので、可塑性の良い革中底に変更となります。

可塑性とは、革の特徴の一つですが、圧力が加わり、その圧力を取り除いても
その形状のまま維持する性質のことです。
革が馴染む…とはこのことを差すのでしょうか。130218-24
ですので、履き込むうちに、自分の足型に変形してくれます、
砂浜の足跡のようなイメージですね。

しかし、出回っている靴を見てみますと、
数万円するような靴でも、圧縮パルプ材(紙)で
中底ができていることが多く、湿気や屈曲でぱりぱりと
割れてしまったり、剥がれてきてしまったりしております。

では、購入する時に気をつけよう!と消費者の方が思ってみても、
メーカーもいかにも革中底です!と云うが為に、
色々と細工をしていて、その紙中底の表面に薄い革を貼っていたり、
覗いて見る限りでは、革の色のような圧縮パルプや、
フェルトを使ってみたりと悪知恵を働かせている次第です。

悪知恵と云ってしまいましたが、創意工夫、コスト削減、
企業努力と云うかもしれませんが。130218-23
革中底を取付けて底縫いを掛けます。
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そして、出来上がりです。
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スポンジミッドソールにクレープラバーソール仕様となります。
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なかなかクラシックな雰囲気の仕上がりとなりました。
革中底の茶色が効いているような気がします。
通常はソールの色、ダークブラウンの染料で染めてしまうのですが、
ふと、アッパーのブラウンに合わせた方が、良いのではないかと
思いまして、ライトブラウンで染めてみました。
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続いては、クレープソールからのvibram#4014ホワイトソールとなります。
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こちらも同様に革中底を取付けまして、底縫いです。
そしてソールを取付まして、削りだします。
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ダークブラウンのスウェード素材ですので、
削り粉がつくと、白く褪せる可能性がありますので、念の為
ビニールでマスキングをしまして削りだします。

そうしてafter
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底縫いの糸も、ホワイトカラー指定でしたので、
アクセントとなって軽やかな印象になっています。
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以上、クレープソールからの…篇でした。


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ampersandand at 19:10│ クラークス