2013年03月19日

KOOSを履かれている方へ セカンドオピニオン篇

しばしば、
「修理できますか?、他のお店で断れたのですが…」
ということでお持ち頂くKOOS。
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他店で一度修理を断られたので、仕方なくそのまま履いていて…
でもやっぱりあきらめられず… ということでのタイミングがしばしば。

なので、手遅れだったり、かなりの痛手な状態の靴がやってきます。
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今回のKOOSも全損ですね…。
ここまでですとオールソールしたほうがよいです。
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ほか、色々と擦れているのでそこも補色致します。
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KOOSや、この手のブーツはヒールが低く、そしてカカト部分に芯材が
入っていない為、履き進むうちに自重や皺で筒部分が下へ下へとくたっと
潰れてゆきます。
それに比例して、低いヒールは擦り減りまして、より低く…
そうして地面に無事着地… 擦れていってゆきます。

また、UGGもそうですが、縦と横の筒が繋がったような靴の形状ですので
通常の靴と違って、足の甲をしっかりとホールドしませんので
歩行の際には、しっかり蹴りだして歩けず、
すりすりすりと、引きずったような感じで歩かれる方も多く見掛けます。
AFTER
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つま先やカカト部分等は補色して、
ソールはスポンジとクレープラバーソール仕様にしまして
地面から少し距離をとり、擦れないようにしておきます。
ヒール部分も同様に少し高くしておきます。
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それと、かかと部分補修。
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そもそもKOOSはヒールをもう一段高くしておいた方がちょうど
良いのではないかと思わなくもありません。

そう云えば、KOOSを購入時に、お店の方が修理できませんのでと
云われたので、履く前にハーフソールとリフトを一段取付けて
欲しいというご依頼も以前ありましたね。

もちろん修理できない分けないのですが、今回の靴のように
本体を擦ってしまうとまずいので、始めに処置しておくというのは
賢明な判断だと思われます。

ただ、生クレープ素材は比重が重い方なので、ハーフソールとリフトを一段追加
するのは重さが心配でしたが、特に気にならないと仰られておりました。
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減り過ぎているのでちょっとクレープでかさ上げして
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で、一段足して、足した所は小奇麗すぎるので、靴墨で汚して
馴染ませておきます。
生クレープですので、すぐに薄汚れてより馴染んできますが、とりあえず。
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それと、似た感じのブーツで他店で断られたもの。
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本体に穴開いています、穴が開く前にお願いします。
でも、大丈夫です。
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生クレープの素材特性である、抜群の弾力と柔らかさを活用して
ぐりっと本体にくっつけます。

一度断られても、お近くの違った雰囲気の修理店を何店舗か
廻られて、ご相談されたほうが良いと思います。
それぞれ得手不得手、営業方針などが違いますので。



<業務連絡>

しばらくの間、業務多忙により営業日が

金 / 土 / 日 のみとなっております。

ご迷惑をお掛け致しますが、宜しくお願い致します。


現在オールソールのご依頼が集中しておりまして、
〜5月までの仕上がり分までで、手一杯となっております。
現時点で、今後のオールソールのお預かり分
6月以降の仕上がり予定となります。
*通常の修理メニュー/かかとやハーフソールなどなどは、
 いつものお預かり期間でご返却させて頂いております。
 
また、ブーツなどのシーズンオフの靴は、
次のシーズンが始まるまでのご返却とさせていただければ
有り難いです。

そういった事情もありまして作業集中の為、
4月の第一/第二週は、日曜日のみの営業となるかもしれませんので、
ご来店の際はBLOG等でご確認願います。

ampersandand at 21:05│ クレープソールからの