2014年07月10日
オロビアンコの持ち手交換
orobiancoの持ち手製作、補修もしばしばある修理です。
オロビアンコも持ち手の芯材は、塩ビのパイプのようなものを
使用しているのですが、素材故に折れてしまったり、
また下側の付根部分、芯材の終わり(始まり)部分は、
なだらかに繋がるようにパイプが斜めにカットされている場合があります。
その場合、経年によりカットされた鋭利な部分が、
革と摩耗し、革を突き破ってしまうことがあったりします。
before
今回は、持つ部分の摩耗による千切れと、付根部分の裂けになります。
革は、型押し革で表面に格子状に跡がついております。
型押しの場合、通常のシュリンク系でしたら似たようなものが
ご用意できる場合もありますが、それ以外ですと難しくなります。
色目については、ちょうどいいものがありました。
持ち手部分に格子状の模様が確認出来ると思いが、
これが「型押し」模様となります。
敷いてある革が、今回製作に用いる革となります。
革の質感としては、修理で使う革のほうが、
透明感のある革らしい感じになります。
まず分解。
当初、持ち手のみのご依頼でしたが、現物確認後(郵送依頼)に
縫製の段階で根革(金具が付いている四角いパーツ)を一旦外さないと
持ち手が取付ける事が出来ない事が判明。
ですので、再利用は可能ですが、持ち手は型押しの革から変更になるので
持ち手と根革で表面の感じが異なってしまうので、
一旦取り外すのであれば、同じ革で一緒に揃えてしまったほうが
仕上りのクオリティーは格段によくなります、とご提案。
修理の場合は、始めから作る場合と違い、すでに出来上がっている状態から
部分的に縫製や組み立てを行うので、補修する場合は関係ない部分を
分解する必要が生じる場合もあります。
今回は、根革と金具を外す為、ファスナーの縫製箇所を一部分解しました。
また、可締めて止められた金具は、取り外ずず際に
喰い千切ってしまいますので再利用不可となります(下画像パーツ)
既製品の金具仕様になります。(美錠などの金具は再利用可能です)
型紙を製作して、裁断/縫製と行いまして完成となります。
やはり、根革も交換して正解でした。
雰囲気よく仕上がっております。
オロビアンコのリボンを巻きましたら完成となります。
AFTER
オロビアンコも持ち手の芯材は、塩ビのパイプのようなものを
使用しているのですが、素材故に折れてしまったり、
また下側の付根部分、芯材の終わり(始まり)部分は、
なだらかに繋がるようにパイプが斜めにカットされている場合があります。
その場合、経年によりカットされた鋭利な部分が、
革と摩耗し、革を突き破ってしまうことがあったりします。
before
今回は、持つ部分の摩耗による千切れと、付根部分の裂けになります。
革は、型押し革で表面に格子状に跡がついております。
型押しの場合、通常のシュリンク系でしたら似たようなものが
ご用意できる場合もありますが、それ以外ですと難しくなります。
色目については、ちょうどいいものがありました。
持ち手部分に格子状の模様が確認出来ると思いが、
これが「型押し」模様となります。
敷いてある革が、今回製作に用いる革となります。
革の質感としては、修理で使う革のほうが、
透明感のある革らしい感じになります。
まず分解。
当初、持ち手のみのご依頼でしたが、現物確認後(郵送依頼)に
縫製の段階で根革(金具が付いている四角いパーツ)を一旦外さないと
持ち手が取付ける事が出来ない事が判明。
ですので、再利用は可能ですが、持ち手は型押しの革から変更になるので
持ち手と根革で表面の感じが異なってしまうので、
一旦取り外すのであれば、同じ革で一緒に揃えてしまったほうが
仕上りのクオリティーは格段によくなります、とご提案。
修理の場合は、始めから作る場合と違い、すでに出来上がっている状態から
部分的に縫製や組み立てを行うので、補修する場合は関係ない部分を
分解する必要が生じる場合もあります。
今回は、根革と金具を外す為、ファスナーの縫製箇所を一部分解しました。
また、可締めて止められた金具は、取り外ずず際に
喰い千切ってしまいますので再利用不可となります(下画像パーツ)
既製品の金具仕様になります。(美錠などの金具は再利用可能です)
型紙を製作して、裁断/縫製と行いまして完成となります。
やはり、根革も交換して正解でした。
雰囲気よく仕上がっております。
オロビアンコのリボンを巻きましたら完成となります。
AFTER
ampersandand at 04:23│
│鞄と小物修理