2015年11月11日
Mな女性たち… Marc Jacobsの場合。
ぺったんこの靴は気を付けてください。
すぐにこうなりますので…。
BEFORE
リフトのゴムはすでに他店にて交換されている状態です。
この段階でリフトを高くすることをお勧めして頂けていれば
このような状態にはならなかったのですが。
かといって、朝出かけて夜帰ってきたらこんな状態になってしまう
訳はありませんので、見ていない事にして明日には、明日こそ…と
ここまでの状態にしてしまうオーナーの方も
やはりそこそこのMということなのでしょうか。
カカト部分は踵をホールドする為に、硬い芯材が入れられておりますが、
この部分が柔らかかったり、または踏んずけてしまうことで
だるっと下に弛んでしまいます。
で、ぺったんこですとすぐにリフトが擦り減っていなくても
地面に擦ってしまいます。
またはそもそも本体よりソールの設定が小さすぎて
しっかりと芯材が作られていても、土台が無いのですから、
下に下にと沈んでしまいます。
ですので、この状態を治すには擦り減っている本体の部分の補修と
合わせて、カカトのゴムを一段高くする必要があります。
カカトが低ければ、また同様に擦ってしまいますので。
で、可能であればカカト部分を後方に延長し
土台を増やすことも行います。
リフトを外すと、土台のソールは一段凹ませてあります。
わざわざ地面に擦り易くなっております。
これはもともとなのか、前回の修理店で行われたのか不明です。
まずは擦り減っている部分を革で補修致します。
シルバー生地に黒のパイピングの合わせでしたので
補修部分は黒革で行い、シルバー/ブラックでまとまる様にします。
AFTER
一段革を積んでリフトを高くします。
また、リフトも後方へ延長しまして本体部分が下に弛んでこない様にします。
BEFORE画像と比べ裏面からみますと
本体が殆ど隠れているのが分かるかと思います。
もともとのデザインとは変わりますが、実際には
補修箇所を目の前で見る事はありませんので
上画像のように足元目線であれば殆ど分からないかと思います。
ぺったんこの靴の場合は、履き始める前にハーフソールもそうですが
カカト部分も一段6.0mm程度リフトゴムを追加されても
よろしいかと思います。
その際は、店頭で実際に取付けるゴムを、
実際にカカトで踏んづけてみて違和感がないか
確かめられてから行うほうがよろしいかと思います。
本体が擦れ始めたら、できれば擦れる前に、見て見ぬ振りせず
すぐに補修されることをお勧め致します。
補修費用がまったく異なりますし、デザインも変わりますので。
ちなみに、個々で感じ方は異なるかもしれませんが、
ぺったんこよりは多少ヒールの高さがついていた方が
歩くのには楽かと思います。
歩くという事は、体重移動の繰り返しになる訳ですが、
ぺったんこですと、それを自力でフルに行わなければなりませんが
ヒールの高さがあることで、自然と前に前に重心が移動してゆきます。
これは靴の重さが適度にある場合にも云えるのですが。
振り子運動というものです。
ただこの場合は、紐靴などで足に靴がフィットしていることが
条件だと思いますが。
すぐにこうなりますので…。
BEFORE
リフトのゴムはすでに他店にて交換されている状態です。
この段階でリフトを高くすることをお勧めして頂けていれば
このような状態にはならなかったのですが。
かといって、朝出かけて夜帰ってきたらこんな状態になってしまう
訳はありませんので、見ていない事にして明日には、明日こそ…と
ここまでの状態にしてしまうオーナーの方も
やはりそこそこのMということなのでしょうか。
カカト部分は踵をホールドする為に、硬い芯材が入れられておりますが、
この部分が柔らかかったり、または踏んずけてしまうことで
だるっと下に弛んでしまいます。
で、ぺったんこですとすぐにリフトが擦り減っていなくても
地面に擦ってしまいます。
またはそもそも本体よりソールの設定が小さすぎて
しっかりと芯材が作られていても、土台が無いのですから、
下に下にと沈んでしまいます。
ですので、この状態を治すには擦り減っている本体の部分の補修と
合わせて、カカトのゴムを一段高くする必要があります。
カカトが低ければ、また同様に擦ってしまいますので。
で、可能であればカカト部分を後方に延長し
土台を増やすことも行います。
リフトを外すと、土台のソールは一段凹ませてあります。
わざわざ地面に擦り易くなっております。
これはもともとなのか、前回の修理店で行われたのか不明です。
まずは擦り減っている部分を革で補修致します。
シルバー生地に黒のパイピングの合わせでしたので
補修部分は黒革で行い、シルバー/ブラックでまとまる様にします。
AFTER
一段革を積んでリフトを高くします。
また、リフトも後方へ延長しまして本体部分が下に弛んでこない様にします。
BEFORE画像と比べ裏面からみますと
本体が殆ど隠れているのが分かるかと思います。
もともとのデザインとは変わりますが、実際には
補修箇所を目の前で見る事はありませんので
上画像のように足元目線であれば殆ど分からないかと思います。
ぺったんこの靴の場合は、履き始める前にハーフソールもそうですが
カカト部分も一段6.0mm程度リフトゴムを追加されても
よろしいかと思います。
その際は、店頭で実際に取付けるゴムを、
実際にカカトで踏んづけてみて違和感がないか
確かめられてから行うほうがよろしいかと思います。
本体が擦れ始めたら、できれば擦れる前に、見て見ぬ振りせず
すぐに補修されることをお勧め致します。
補修費用がまったく異なりますし、デザインも変わりますので。
ちなみに、個々で感じ方は異なるかもしれませんが、
ぺったんこよりは多少ヒールの高さがついていた方が
歩くのには楽かと思います。
歩くという事は、体重移動の繰り返しになる訳ですが、
ぺったんこですと、それを自力でフルに行わなければなりませんが
ヒールの高さがあることで、自然と前に前に重心が移動してゆきます。
これは靴の重さが適度にある場合にも云えるのですが。
振り子運動というものです。
ただこの場合は、紐靴などで足に靴がフィットしていることが
条件だと思いますが。
ampersandand at 19:08│
│靴修理