2015年12月25日

サプライズ カンペール 秘密のオールソール篇

奥さまからのお問合せで、
地元の修理店で修理を断られていたカンペールを
治せないかとお問合せを頂く。

旦那さんが、修理を断られても捨てずに大切に靴箱に
仕舞われているご様子から
「やっぱり履きたいんだろうな…」
と、そんな気持ちを察し、誕生日のサプライズとして
今回ご依頼して頂いたとのこと。

BEFORE
1212-151212-141212-16
モデルはカンペールのビックフッドになります。
このロゴマーク「N似」のロゴが、発売当時、ニューバランスから
ロゴが似ているとのエンブレム問題的なクレームが付いたと云う
お話を、以前カンペール好きのお客様から伺った事があります。

ちなみにその後は恐らく、このロゴに変更になったんでは
ないかと思います。
0515-42

ビックフッドやブラザーズのモデルは、ステッチダウン製法に
なりますので、ミッドソールに底縫いを行っております。

通常であれば、底縫いが行われている一段目のミッドソールも
交換出来るのですが、これらのモデルは構造上、一段目を交換してしまうと
サイズ感が変わってしまう恐れや、その他問題が生じてくる可能性が
ありますので二段目、三段目を同時に交換となります。

二段目が摩耗していなければ交換しなくてもいいのでは?
とも思われるかと思いますが、その理由は長くなりますので
機会がありましたらご案内となります。
1212-11
1212-13
このようなソールがある訳ではないので、一段一段積上げ、
カカトの高さを確認しながら、一足ずつ削りだしてゆきます。

AFTER
1212-81212-71212-10
1212-9
今回はソール交換/カカト内側擦切れ補修となります。

郵送でのご依頼でしたので、間違って旦那さんが
誕生日前に受け取ってしまってもまずいので、着日時間指定はもちろん、
最悪、受け取られてしまっても開けてしまわれないように、
品名も「化粧品」で、という擬装工作の打ち合わせも。

また、このブログ掲載も、11月末がバースデーということでしたので
それ以後の掲載でということに。
旦那さんがこのブログを見つけてしまう確率はほぼないと思いますが、
念の為ということで本日掲載となっております。

大切な友人達にプレゼントされたスニーカー、

旦那さんに始めてプレゼントされたモカシン、

父親から就職祝いで送られた革靴…

祖父が履いていた思い出の靴…

などなど、これまでに色々とプライスレスな靴を治してきましたが、
日々、「モノより思い出」ということを
実感する今日この頃でございます。

ampersandand at 15:02│ カンペール