ロンシャン

2020年01月29日

ロンシャンの角擦れ補修 インスタ始めたってよ篇

ときどきですが、この色のロンシャンを補修した場合にどんな感じに
なるか参考の画像はありますか?とお尋ねされる事があります。

ご存知の通りロンシャンの色バリエーションは無数にありまして
当店でも相当数補修していますから画像を探せばあると思うのですが
膨大な撮影ファイルからその色のロンシャンを探し出すというのは…

なのでインスタはじめました。
インスタグラムrogo

ロンシャンのみしか掲載していないので、他の方がご覧になっても
面白くないのですが、修繕事例のカラーチャートとして利用しています。
治したものを全部載せるというよりは、補修したもので新しい色のモデルや
サイズ違いのものがあれば掲載する感じです。
いんすた
色バリエーションはHPに掲載もしていますが、更新するのには
画像のサイズやら調整が必要なのでなかなか手間ですので
撮ってすぐに掲載ができるインスタグラムにロンシャン修繕事例の
最新画像は掲載していますのでご参考にされてください。

ちなみにですが、スマホで文字入力は苦手なのでどの投稿も
文章は同じ内容をコピペしたものですのであしからず。
またお問い合わせもインスタ経由ではなくHPからお願いしております。

フォローですが、始めた際にはフォローしてくれた方にぽちぽちと
フォローをしていたのですが、掲載している画像のせいなのか、
中東の偽ブランド商みたいな方々から同業者と思われてか
フォローされ始めてしまいました。

なのでそれをフォローしているとまずいのでは?と思いまして、
一旦すべてのフォローは外し、とりあえず今は一番始めにフォローして頂いた
バイヤーの方?と修理依頼が多いブランドのTUMIとCAMPERのみ
とさせて頂いております。

ですので折角フォローして頂いてもこちらからのフォローは現状
行なっておりませんのでご了承願います。
といってもフォローして頂くのはありがたいですし、
フォロワーが多い方がご依頼される方も安心かと思いますので
フォローはウェルカムでございます。

ちなみにロンシャンはフォローしないのか?ですが
逆にロンシャンから見るとわたしは中東の業者と同じような見え方なのでは?
と思いまして怪しまれると困るので自粛している次第であります。

ampersandand at 19:30|Permalink

2019年04月30日

平成最後のロンシャン角擦れ特集 令和でも擦れてしまうのだろうな篇

以下ブログ掲載のロンシャン修繕事例の掲載画像は古い事例になります。
現在使用している革は変更になっております。

最新の補修事例はインスタグラムをご参考にされてください。
こちらは随時最新の補修事例を掲載しております。2020.2月追記。
使用している革はシリーズにより異なりますが、
それぞれより雰囲気の似ている革を使用しております。

インスタグラムrogo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

190423027

平成ではいくつのロンシャン プリアージュを治したのだろうか…。

当店に一番始めにご依頼頂いたプリアージュは今でもよく覚えています。
というのは、よく電車で角が擦れているプリアージュを毎日見ていたので
誰かしら「この擦れた角、どうにかならないかしら…」
と、思うだろうなと思っていた矢先、これ直せますかとご依頼頂いたので。

すでにペンが落ちるくらい穴が開いたものから、
ビニールがかかった新品のものまで色々。
旦那さんから名前入りでオーダーしたものをプレゼントされたけど
角が擦れるのが怖くて使えていなかったという方もいらっしゃいましたね。

軽くて折り畳めるという事で使い勝手が良く、使い道に合わせて
S・M・L・XLとサイズ違いで揃えたり、持ち手の長さ違いで揃えたりと
2個、3個と、一番多くて5個まとめてご依頼頂いた方もいらっしゃいました。

エッフェル塔のナイロンシリーズ
ロンシャン430041ロンシャン430038
ロンシャン430040
付根の補強も出来ます。
ロンシャン430042
190423018190423019

ロンシャンを使われている方というのは、角がすぐに擦れてしまうということを
体験済みですので、当店でロンシャンの角擦れ補強が出来るという事を知って
現在使われて穴が開いたロンシャンと、新しく購入された新品とをまとめて
ご依頼頂くパターンが多かったと思います。
ちなみに穴が開いていても新品の状態でも仕上がり具合に違いありませんので。

猫も二匹保護しました。
お姉さんと妹さんの猫ロンシャン。
それぞれが知らずに購入されて使われていたとか、シンクロ猫です。
ロンシャン430054ロンシャン430057
四隅の補修はサイズが小さいロンシャンほど難しいです。
というのも、そもそもすでに袋状の鞄の状態から四隅に革のパーツをぐるっと
縫製するので、皺がでないように少しずつ回しながら縫っていきます。
ですので鞄が小さいと回転させる時に内部の空間が狭く
ミシンの腕にひっかかり易く、その都度鞄を少しずつずらしては
回転させて縫ってを繰り返します。

逆に大きなLサイズのロンシャンですと、たるんだナイロン生地や
革の持ち手がだらんだらんして回転を邪魔して鬱陶しかったりもします。
Mサイズが補修には一番やさしいサイズでしょうか。

といってもいずれの場合もミシンもダダダと電動で縫える部分ではないので
一針一針手回しでミシン針を動かし縫製しています。
ロンシャン430033

ナイロン生地ですと擦れたら擦れっぱなしで痛んでいくのみですが
革で補強する事で擦れに強くなりますし、擦れても保湿を行なう事で
現状維持が可能な素材となります。
長持ちさせるには、定期的にレザーローションで保湿を行なって頂くと
色褪せも擦れ予防にもなります。

ロンシャンでは定期的に?カスタムオーダーできるようです。
名前や柄の刺繍を入れられたり、ナイロンの色をコンビにできたりと。
そして当店では常時、角のカスタム補強を承っております。
名入れにコンビ仕様で角カスタム、
これはきっと世界で一つのロンシャンでしょう。
190423020190423014
ロンシャン430030ロンシャン430028ロンシャン430027

こちらはロンシャン プリアージュのクラブシリーズ。
馬の刺繍がポイントで、刺繍の色と革の断面が同じ色に染められています。
使い易い色なのか、このガンメタリックのご依頼が多いですね。
角補強のパーツ断面も同様に刺繍の色に合わせてそれぞれ
染めて仕上げています。革の色によっては断面の発色が綺麗にでないので
白で染めて下地を作ってから色を染める場合もあります。
190423006190423007
ロンシャン430060
最近めずらしくビルベリーカラーのご依頼がありました。
ただこの濃い紫色の革のご用意がなく、色々と問屋さんを探しました。
クラブシリーズとネオシリーズはナイロンシリーズのブラウンのみと異なり
革の色が本体と同じなので、すべての色をご用意出来る訳ではないので
色についてはご依頼の際にご相談させてください。
ロンシャン430014ロンシャン430015ロンシャン430001ロンシャン430002ロンシャン430004
こちらはベーシックなナイロンシリーズ。
平成のご依頼で一番多い色はネイビー系だったかなと思います。
次にむらさき色という感じでしたでしょうか。
2019-03-430-031
190423024190423010
四隅の補強パーツは、本体の縫い割り位置に合わせて補強パーツも
縫製しているので後付け感はなく、もともとついている感じに仕上ります。
190423011
190423009
1904230022019-03-430-025
ご依頼数が多いので補強パーツを量産体制に。(といっても私一人なのですが)
裁断してコバを染めて縫い割りして、もくもくとパーツを積上げていきます。

ロンシャン430049ロンシャン430050ロンシャン430048
0430

ネオシリーズに取り付けられているストラップが長い場合は短く加工できます。
こちらは10cmカットしたストラップ。
付根のパーツをばらして長さをカットして元の縫い目に縫製なので
見栄えは変わらず仕上ります。
190423017190423000

明日から令和となりますが、令和元年も引き続き当店を
ご愛顧頂ければ有り難いと思う次第でございます。
店主

ロンシャンHPリンク


ampersandand at 23:21|Permalink

2019年04月19日

ロンシャン プリアージュの持ち手を交換するしかない件

前回の記事では持ち手を交換せず、短く加工するという
ご案内でしたが、今回は交換するしか方法がない案件となります。
はずれを引いてしまったようです。

ロンシャン430045ロンシャン430044
ロンシャン・プリアージュのネオになります。
付根部分で革が裂けてきています。

常々ロンシャンをみていますと、よくこの部分が裂けないものだなと
思っていましたが、角の補修で日々と届くプリアージュを
みていますが、案外どれも裂けていないのです。
裂けてはいませんが革がかなり伸びているものは多数ありますが。

しかし今回ははずれを引いてしまったようです。
革は天然素材ですので、個体差がありなかには繊維の密度が荒く
引っ張られると裂けてしまい易いものも。
今回のプリアージュも繊維が荒くもろい状態でした。
型押しの柄に合わせて簡単に千切れてきてしまいます。

ロンシャン430018
オロビアンコ100ロンシャン430019
通常はこの部分は裏革を宛てて二重にして強度を出しておいた方が
無難なのですが、その分手間は掛かってしまいます。
使用されている革の厚みは2.0mm弱ありますので、一枚革の仕様としては
ぎりぎりな設定の範囲かと思います。

プリアージュの革は表面に型押しされていて硬さがあるので
スムースの革よりは伸び難い感じではあります。
ただ、今回の品のようにはずれを引いてしまうと、やはりその部分の
強度不足は否めません。

プリアージュはナイロン生地に裏面をコーティングし生地に
張りを出しているので実質薄手のナイロン一枚です。
ナイロン生地に直接革の持ち手を縫い付けています。
ですので荷物をたくさん入れて使われていたりすると
付根部分の縫製がナイロン生地に食い込み裂け始めている事例もあります。
ホックボタンの内側は樹脂のリングで食い込まないように
ちゃんと補強されているんですがね。

ロンシャン430021
新たに持ち手を製作し取り付ける場合は、元の縫い目の位置に
マチ針で角々を合わせて縫製致しますが、それでも1.0mm2.0mmは
元の縫い穴には入らないところがあります。

その場合、逆に元の縫い穴の近くを縫製する事がかえって強度を
弱まらせてしまう場合があります。
古い縫い穴が近いと、負荷が掛かった際に生地がぐっと引っ張られ
その穴と縫い穴が繋がってしまう恐れがあります。
ロンシャン430020
画像でもお分かりのように、縫い目というか切り取り線というか
言い方次第だと思います。点々と半券の切り取り線のように穴が開いています。
革であれば厚みもありますし、強度もあるのでそこまで
気にする事もないのですが。

心配し過ぎなのかもしれませんが、ただ、
「持ち手を交換してからナイロン生地が裂けてきました…」
なんていうお便りが届くのが怖いのです。

かといって持ち手を製作して、尚かつ付根四箇所を補強するとなると
費用も余計に高くなってしまうのですが…。
そして今回は色がグリーン、グリーンなんてあたっけでしたが
唯一在庫していたグリーンがなんともぴったり。

ロンシャン430022ロンシャン430023
付根の裏は二重に革で補強しておきます。→これがあとで問題に…。
付根の形状、幅などはオリジナル通りに型採りして裁断。
元の縫い穴の角々をマチ針で穴同士を合わせて位置決めし縫製していきますが、
ここで問題が。

付根部分を二重に補強した為に、二つ折りのハンドルから付根部分の
フラットな部分に移行する膨らみの反発が強く、ぴたっと本体に
接地してくれない…。

ちなみにオリジナルの付根部分も一見同じように見えますが個体差が合って
付根部分の横幅が微妙に違っています。
おそらく縫製するロンシャンの職人さんの押さえつけ具合なんだと思います。
もしくはコンピューター制御で自動で縫製しているのならば誤差が凄いですが。

鞄のサイズによってはXL?だったかは持ち手の幅は、
強度的にもともと太く設定してあるようですが。

本体に縫い穴が開いているのでそれより幅が狭く取り付けてしまうと
縫い穴が見えてしまうので、なんとしても元の位置にセットせねばなりません。
指で押さえつけながら一箇所一箇所なんとか縫製することができました。

AFTER
ロンシャン430025
ただ、やはり革の反発(膨らもうとする力)が強いので付根部分の真横に
縫製する縫い目が多少湾曲してしまっています。

色はオリジナルとかなり近いのですが、表面の型押しの柄はありません。
今回のオリジナルの型押しは角シボという柄になっていますが、
他にもプリアージュの場合は数種類の型押しがモデルにより
使い分けられているようです。

ロンシャンのオリジナルの型押し革の場合ですと同じ柄の革はありません。
ですので交換、補強の場合は一般的なシュリンク柄のシボ柄になります、
または今回のようにスムース革。
ロンシャン430024ロンシャン430026
持ち手付根の内側も革で四箇所とも補強してあります。
やはり補強しないとナイロン生地が心配ですので。
190419
持ち手製作2本、付根4箇所2重補強、付根内側4箇所補強と
オリジナルは単純に二つ折りして本体に縫製しているだけですが
再制作の場合は以上のような作業が追加されてしまいますので
必然的に持ち手交換の費用はお高くなってしまいます。

前回のロングをショートにする場合でも作り替えると同様の内容ですので
手間(費用)の掛かる付根部分をいじらずに、カットして縮める方法を
ご提案させて頂きました(革も変わらないので見栄えも同じになりますし)

ただ、強度を心配し過ぎなのかもしれませんので、オリジナル通りに
二つ折りでそのまま本体に縫製しても大丈夫なのかもしれませんが。

古いプリアージュを購入して、持ち手を補強無しで交換し、
5kgの鉄アレイを入れっぱなしで吊るしておいて強度が大丈夫かどうか
実験でもしてみようかなと思う、プリアージュな今日この頃…。

補修費用などについてはHPをご覧下さい。
ロンシャンHPリンク

ampersandand at 14:13|Permalink

ロンシャン・プリアージュの持ち手を短くする件。

ロンシャンのプリアージュ、あなたは
肩に掛ける派、それとも肘に掛ける派、どちらでしょうか。

持ち手の長さがロングとショート二種類あるのですが
購入する時にはどのように決めていらっしゃるのでしょうか。
サイズが大きいのは肩掛けにしないと地面に付いてしまうのでロングに?
とかなんでしょうか。

でも大きいサイズを肘掛けで持った時のだらっとした
ラフな感じもいいかしら…。
とか、悩みそうですね。

ロンシャン430013
今回はそれとは別のお悩みで、プレゼントされたイニシャル入りのオーダーの
プリアージュでしたが、肩を怪我されて肩掛けでは使用できなくなってしまい、
箪笥の肥やしにしておくのは忍びないという事でロングからショートに
変更できないかというご相談。

お問い合わせの感じですと、新しく作り替えがご希望と云う事でしたが、
費用や交換により再縫製するナイロン生地部分の弱さなどの懸念が
ありましたので、短く加工する方法をご提案させて頂きました。

ロンシャン430012
ロンシャン430011
測り方にもよりますが、ロングは54cmでショートが36cmぐらい。
付根部分が伸びていたりするので、その時お預かりしていたいくつかの
ショートのハンドルを計測して平均を出してみました。

中央でカットして9.0cmずつ短くします。
通常、持ち手のハンドルを中央のこの部分で繋げて
補修するというのは邪道だと思います。
というのは、この部分は手に触れる部分ですし負荷の掛かる部分ですので。

例えば平たい持ち手であれば本体付根の片側を分解してカットし、
もとの状態と同じように縫製や金具で固定する方法は可能ですが、
プリアージュの場合はエンド部分の形状問題がありますので
片側短縮方法はとれません。

またこの方法がとれるのは、プリアージュのハンドルは接着剤で
貼り合わされておらず、また芯材なども貼り込まれておらず、
一枚革を二つ折りにしているシンプルな仕様でしたので
今回の加工には向いている状態でした。

ロンシャン430010
今回の繋ぎ方は、ブランド鞄のショルダーストラップでも
ときどき使われている方法になります。

ショルダーの場合は、長い部分は1.0メートル以上革の長さが必要ですので
革によってはその長さを採れない場合があります、またコスト面などでも。
ですので、今回のように革を継いで作られているものもあります。

ロンシャン430009
繫ぎ目は縦ではなく斜めに。
縦で繋いでしまうと、ハンドルの中央は山なりになるので繋ぎ目の
一点にピンポイントで負荷が掛かってしまいます。
ですので、斜めに合わせる事で負荷の掛かる面を分散させています。

では中央で繋がなければ?という考えもありますが、
繫ぎ目は革が二重に合わさり接着され硬さが他の部分より硬くなるので、
円弧を描くハンドルの途中で繋いでしまうと、硬い部分でカクッと角が
でてしまう可能性や、逆にその結果その部分が折れて痛み易い事も
考えられますので、中央の山の頂上で連結した方がよいという判断に
なっています。

繫ぎ目は互い違いで端を斜めに漉いていますので、
合わせると同じ厚みになります。
今回は強度を踏まえて少し厚めに残し連結させています。
ロンシャン430008
通常この繋ぎ方の場合は、斜めに連結した部分は縫製しないのですが
今回は手に触れる部分ですので端の部分のめくれ予防に、
念の為、斜めに二本縫製を入れておきます。

AFTER
ロンシャン430007
斜めに縫製を入れているので繋ぎ目は分かりますが、
斜めの縫製は茶色の#30番糸で、二つ折りの部分の縫製の糸はベージュの
#8番糸で縫製し、なるべく目立たないように仕上げてあります。
ロンシャン430005ロンシャン430006
190419-2
連結部分も目立たず、繫ぎ目の強度も問題無い感じです。
持ち手の円弧も綺麗なラインになっていてカクッとした感じもありませんので
いい感じではないでしょうか。


補修費用などについてはHPをご覧下さい。
ロンシャンHPリンク


ampersandand at 11:51|Permalink

2019年01月14日

2019年もロンシャンの角は擦れるんだろうなの件

以下ブログ掲載のロンシャン修繕事例の掲載画像は古い事例になります。
現在使用している革は変更になっております。

最新の補修事例はインスタグラムをご参考にされてください。
こちらは随時最新の補修事例を掲載しております。2020.2月追記。
使用している革はシリーズにより異なりますが、
それぞれより雰囲気の似ている革を使用しております。

インスタグラムrogo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

去年はいったい、いくつのロンシャンの角擦れ補修を行なったのだろうか…
なかには旧モデルのまだファスナーが付いていないモデルもありましたし、
こんなデザインも!というシーズン限定品のようなモデルも。
バリエーション展開がごいすぅーなロンシャンです。。

今回は、2018年・ロンシャン角擦れコレクションを開催したいと思います。
ロンシャン角擦れ018
ロンシャン角擦れ022ロンシャン角擦れ021
こちら同じご依頼主さんからまとめて。
色合いが好きな組み合わせです。
現在流通しているナイロンよりおとなしめな色味で上品な感じがあります。
旧モデルのファスナー無しバージョンなのでシルエットが
現在のモデルと違っています。
ロンシャン角擦れ023
こちらはプリアージュネオの角擦れ補修と底鋲取付け。
底鋲はロンシャン以外でもお問い合わせ頂きますが、
底鋲を取り付けても底板を取り付けないと底部分は
たるんで下がってしまいますのでほとんど効果がありませんので
底鋲を取り付ける際には底板(内装部分に入れる樹脂板)も併用仕様になります。
ロンシャン角擦れ015
ロンシャン角擦れ014ロンシャン角擦れ017
底鋲も既製品なんかだと四隅に付いていますが、それですと中央が
下がってしまいますので、基本五箇所がよいと思います。
できれば7箇所くらい付けたいところですが。

四隅のビスも内側寄りに付けると、結局荷物を入れた際に
四隅が垂れ下がって擦れてしまいがちなので、端目に付けています。
といっても底鋲を付けたからといって、底面が全く擦れないというのは
難しいかと思います。
実際に大きめの底鋲が付いている紳士鞄の角でも良く擦れていますので。

特に角部分は底面で擦れるというのもありますが、持ち歩きの際に
人やもので擦れている割合も高いので角擦れは鞄の宿命とお考えください。
ロンシャン角擦れ016
こちらはルプリアージュのキュイール。
総レザー仕様となります。
このシリーズのご依頼でプリアージュシリーズの
角擦れ補修はシリーズ完全制覇となります。

ルプリアージュ・シリーズ一覧
ルプリアージュ ナイロン
ルプリアージュ ネオ
ルプリアージュ クラブ
ルプリアージュ キュイール
ルプリアージュ コレクション
ロンシャン角擦れ013
レザーモデルなので、ナイロン素材と違い本体の部分でも皺の山となる部分には
擦れて色褪せが目立ちます。

画像では色が再現できていませんが、持ち手とフラップの革の色が
ボルドーのようなダークブラウンのようなどっちつかずな色合い。
どちらの革もあるのですがどっち付かずでボルドーを使用すると
ちょっと紫過ぎる感じでダークブラウンだと黒すぎる…
なので中間をとってミディアムブラウンカラーを使用しました。

オリジナル部分のレザーが色褪せしているのもあって
なかなか同じ色合いの革をチョイスするには難しいモデルです。

こちらはいつものプリアージュのナイロンシリーズ。
小さいSモデルですとミシンが取り回しずらく、
Lサイズだと大きいので縫製の際にナイロンがダブつき厄介です。
Mサイズが一番補修し易いというこちらの事情を吐露してみたり…。
ロンシャン角擦れ010ロンシャン角擦れ011ロンシャン角擦れ012
ミシンは受付カウンター後ろに鎮座している八方ミシンを使用します。
レトロなのでオブジェだと思われている節もありますが、
現役ですし修理にはなくてはなりません。
すでに製造中止しているので貴重品です。
ロンシャン角擦れ009
ロンシャン角擦れ007
去年はロンシャンのご依頼が急増したので、抜き型を作成しました。
抜き型があるので角パーツの作成が少し楽になった昨年でありました。
ただハンドプレス機はなんちゃってを使用しているので
抜く際にはそこそこパワーが必要で大変なので年明けには
ハンドクリッカーの導入も検討中です。
ロンシャン角擦れ008
ロンシャン角擦れ005
オーダーでしょうか、スペシャルエディションでしょうか
文字ロゴモデルもあるんですね。
文字が選べるなら屋号の「ampersand」モデルを作って、
HPのロンシャン修理ページのアイコンに使用してみたいですね。
ロンシャン角擦れ004
こんなモデルもありました。
これは恐らくシーズンコレクションモデルなんでしょうか。
ちょっとロンシャンに詳しくなった2018年でした。
ロンシャン角擦れ000ロンシャン角擦れ001
2019年もご依頼お待ちしております。

補修費用などについてはHPをご覧下さい。
ロンシャンHPリンク






ampersandand at 13:39|Permalink

2018年04月14日

ロンシャン ル プリアージュの角擦れ補修まとめ

以下ブログ掲載のロンシャン修繕事例の掲載画像は古い事例になります。
現在使用している革は変更になっております。

最新の補修事例はインスタグラムをご参考にされてください。
こちらは随時最新の補修事例を掲載しております。2020.2月追記。
使用している革はシリーズにより異なりますが、
それぞれより雰囲気の似ている革を使用しております。

インスタグラムrogo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


以下掲載の修繕事例は以前に使用していた革の事例になります。
最新の事例はインスタグラをご参考にされてください。

2019-03-430-030
2019-03-430-026
ロンシャン430042


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
LONGCHAMP
ロンシャンのルプリアージュの角の擦れ補修が日に日にご依頼が
増えておりますので、補修についてまとめてみたいと思います。

当初は角のナイロン生地が擦れて穴が開いてきてしまった方から
ご依頼頂いておりました。

しかし最近では、リピートで購入されているお客様から
すぐに擦れてしまうので新品の段階で角の補強をご依頼頂くこともあります。
20180412117
こんな感じで擦れますね。
ル プリアージュは内装生地がないので、外装のナイロンに穴が開いてしまうと
中身がすぐに落下してしまいますので、穴が大きくなる前に
補修が宜しいと思います。

他にロンシャンのル プリアージュでダメージが多い部分は、
持ち手付根部分になります。
2018041212220180412121
ナイロン生地の裏面に薄く樹脂がコーティングされているだけですので
縫製部分はナイロン生地より縫い目の方が強いので、
徐々に縫い目が食い込んで裂け易い状態となります。
または、持ち手に引っ張られて皺が入り易いのでコーティングが
割れ易いというのもあります。

通常ですとこのような負荷が掛かる部分の縫い目には、
補強の芯材が当てられているのですが、とことん簡素化した
作りになっているのでこのような部分も省力されているのでしょうか。

ロンシャンのル プリアージュですが、ル プリアージュネオという
ストラップが付くタイプもやってきます。
20180412119

ネオは僅かにナイロン生地が肉厚になっているような感じが…
気のせいかもしれませんが、手触りが滑らかな感じがします。
また、革も型押しのタイプとスムースのタイプなどが混在しているようです。
20180412125
ル プリアージュとル プリアージュネオ

ブラックのネオは新品で補強になります。
こちらは三代目で、一代目は角に穴が開いて捨てて、
二代目は補修にと持ち込まれたのですが、角以外にも付根のナイロンが
すでに裂け始めていたりとそこそこダメージがあったので
ならばそのまま使い込むことにして、三代目のこちらを
新品時点で補強するという次第になりました。

ル プリアージュをお使いの方で、しばしば蓋のフラップ部分を
被せずに裏面にひっくり返って使われている方を見かけますが
これも持ち手付根部分と同じで、その状態ですと縫い目にずっと負荷が
掛かっているので痛み易くなりますのでご注意ください。
20180412120

角の部分に使用する革は本体に使われている革と
同じ色合いの革で補修を行います。
持ち手付根とフラップ付根も併せて同様です。

ル プリアージュの補修の方法としては 2通りあります。

• 角補強のみ
• 角補強/持ち手付根補強
2018041310120180413100
20180412107

持ち手付根とフラップ付根の縫製には元の縫い目を利用していますので
新たな縫い目はできませんのでご安心ください。
2018041311120180413110

ちなみにル プリアージュは折り畳めることが売り文句にもなっていますが
あまり折り畳まない方が宜しいかと思います。
それは折り畳む際に鋭角に生地が折り曲げられるので裏地のコーティングが
剥離し易くなるような感じが見て取れます。

ですので宅配郵送でのご依頼の際は、最小の60サイズに収まれば
いいので、完全に折り畳まず、軽く畳んで箱に収まるように梱包して
頂いた方が宜しいかと思います。

仕上り事例
角補強パーツは、底面の縫い割り位置に併せて配置していますので
もともと縫い込まれているように仕上ります。
付根補強を行なう場合は、持ち手の縫い付け位置裏面に革を宛てがい
縫い目の生地への食い込みを保護します。

Le Pliage/Myrtilly
20180412100201804121042018041210320180412102201804121012018041210520180412106


Le Pliage/Navy
20180412115201804121142018041211320180412112

Le Pliage/Navy エッフェル塔
171201007171201008

Le Pliage/custom
171201003171201000


補修費用などについてはHPをご覧下さい。
ロンシャンHPリンク


角の部分を革で補強したからといって、擦れなくなった訳ではありません。
ナイロン生地であれば擦れていくだけでありますが、
革の場合は、擦れても保湿をしていくことで現状維持が可能ですので
定期的にメンテナンスをして頂ければと思います。

メンテナンス…と聞くと「ちょっと面倒くさいな」と思われそうですが、
皮革用クリームをささっと塗る程度ですので1分も掛かりません。
それで長持ちするんですから、やらなきゃ損損。

扱い易くお勧めのクリームは、コロンブス社のブリオクリームです。
無色ですので爪や手も汚れませんし、、配合されている天然ワックス成分の
ビーズワックスとヒマワリワックスで表面の保護を行います。

保湿成分には化粧品にも添加されている、ホホバオイルが配合されています。
有機溶剤は使われていませんので安心してお使い頂けると思います。
他にお持ちのお財布や鞄などの革製品にも使えるので
これで、カサカサレザー族からは脱退できるのではないでしょうか。

*店頭でも僅かではありますが販売しております。

[コロンブス] columbus ブリオクリーム BRILLO (ムショク)



HPアイコンロゴアウトライン

ampersandand at 00:37|Permalink

2017年12月17日

ロンシャンのプリアージュをカスタムオーダー風にしてみる。   角擦れ篇

以下ブログ掲載のロンシャン修繕事例の掲載画像は古い事例になります。
現在使用している革は変更になっております。

最新の補修事例はインスタグラムをご参考にされてください。
こちらは随時最新の補修事例を掲載しております。2020.2月追記。
使用している革はシリーズにより異なりますが、
それぞれより雰囲気の似ている革を使用しております。

インスタグラムrogo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


ロンシャンのル・プリアージュ…角がすぐ擦れてしまいますね。
こちらも定番の補修となってきました。
171201020
171201016

この鞄は、ナイロン素材の裏面にビニールコーティング?
しているような素材ですので、内装が無く、外装のナイロンの角が
擦れてしまえば穴が貫通してしまいます。
before
171201018
無地のモノしか知りませんでしたが、エッフェル塔バージョンもあるんですね。
171201019
こちらはカスタムオーダー品でしょうか。
色がコンビで中央に刺繍入り(ボカしてあります)です。

補強には「革」を使用します、と今更ながら云ってみます。
ときどき「修理で使用するのは本革ですか?」とメールでのやり取りで
最後の方で尋ねられる時があります。

「もちろん革ですよ、合皮素材は当店では一切使用しておりません」と。

当たり前過ぎて「革を使います」とは確かにお伝えしていませんでした。
合皮を使用するお店もあるようですが、
修理で合皮を使うのってどうなのでしょうか。

そもそも合皮を在庫として保管している時点で、その合皮は劣化が…。
そして劣化している合皮で修理って…。
*合皮は使っても使わなくても製造から、2〜3年で劣化してしまいますので。

<角のレザーパーツのサイズについて>
角のパーツというのは、このようなパーツがある訳ではないので
ご依頼に応じてサイズや革を選んで製作しています。
ですので、以前掲載しました修繕事例のような
大きめのサイズでなく、自由にサイズは決められます。
0520-17
今回ご依頼頂いたエッフェル塔は、塔とロゴがそれぞれ角付近にありますので
そのプリントが隠れないようなサイズで製作しています。

水色のご依頼主の方は、紙切れでだいたいのサイズ感を切って頂き
それを参考にして製作しました(郵送依頼)。
171201017
171201012
プリアージュの革ですが、表面には型押しでしわしわの柄が押してあります。
これはロンシャンのオリジナルの模様ですので、同じ革は手に入りません。
通常のシボとよばれるしわしわ模様であれば、似ているものもあります。

ですので、今回使用しました革は、色合いはかなり近いレザーが
ご用意できましたが、シボはないスムースレザーになっています。
171201015
今回ご依頼頂いた2件のタイミングで、他に5件ぐらい
お問い合わせがありました。
同じタイミングで、同じ内容のご依頼が集中するという、
修理あるある状態です。

このような革の違いをお伝え致しますと、
「少し検討してみます」というご回答がいくつかございましたので、
今回の記事をご参考にして頂ければと思います。

AFTER
171201007171201008171201009
パーツの縫い合わさりは、後付け感はなく、もともと一緒に
縫い込まれているように仕上ります。
171201003171201000
角にレザーパーツがあったほうが、かわいい感じがします。
デザインのバランスとしては、持ち手とフラップと
ファスナーエンドの両側にレザーパーツが配されており、
鞄上部に革のパーツが集中しているので(茶色の面積が多いので)、
下部に小さなレザーパーツがちょこんと配されていると
全体のバランスがとれるような気がします。171201001171201002
角が革になったからといって、痛まなくなる訳ではありません。
革も擦れればいずれ穴が開いてしまいます。
ただ擦り切れていくナイロン素材とは違い、保湿を定期的に行なって頂ければ
現状維持は可能な素材ですので、油断せずにメンテナンスをお願い致します。
171201005171201004
革の表面のシボの違いですが、上部と下部でレザーパーツが離れているので
気にならないかと思います(色は似ていますし)。

なお、二件とも郵送依頼で小さく折り畳まれて梱包されていました。
折り畳めるのがこの鞄の一つの売りでもありますし、小さい方が送料も安いので
畳んで梱包したくなりますが、一点ご注意ください。

先程もお伝え致しましたが、素材がナイロンに
ビニールコーティングされてるような素材となります。

折り畳むと鋭角にナイロンが折れ、コーティングが劣化してきますと、
ナイロンと剥離し、表面に水ぶくれのような浮きが発生し易くなると思います。
また、コーティングのひび割れも生じ易くなりそうです。

ですので、繰り返し折り畳まない方が宜しいかと思われます。
ご返却の際は、完全に折り畳まずにゆるく畳み、
梱包が最小の60サイズに収まるようにしてご返却しております。

ご依頼の際も、60サイズに収まれば送料は同じですので
完全に小さく畳みきらずに、余裕をもって箱詰めされてみてください。

以上、「プリアージュ・カスタムオーダー風篇」でした。

こちらの記事もご参考に。
ロンシャン ル プリアージュの角擦れ補修まとめ
20180412104
HPアイコンロゴアウトライン

ロンシャンHPリンク

ampersandand at 23:54|Permalink

2017年05月24日

ロンシャン の ル • プリアージュ をお仕事用にしてみる。

以下ブログ掲載のロンシャン修繕事例の掲載画像は古い事例になります。
現在使用している革は変更になっております。

最新の補修事例はインスタグラムをご参考にされてください。
こちらは随時最新の補修事例を掲載しております。2020.2月追記。
使用している革はシリーズにより異なりますが、
それぞれより雰囲気の似ている革を使用しております。

インスタグラムrogo

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


使用するブラウンの革は、現在(2019.1月頃から)表面にオリジナルに近い
雰囲気のシボ加工のある革を使用しています。
こちらの革を使用しています。

2019-03-430-030
2019-03-430-026
ロンシャン430042


以下掲載の修繕事例は
以前に使用していた表面にシボの無いブラウンの革の事例になります。
修理詳細や最新の事例は新しいブログ記事またはHPをご参考にされてください。
2019.04.25

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

LONGCHAMP Le Pliage
0520-36

よく通勤途中で見かけるこの鞄。
付け根部分が壊れそうだな〜なんて思っていましたら
修理のご依頼です。

修理のご依頼は付け根ではなく、底の角部分の擦り切れ。
鞄のこの部分の損傷は、もう仕方ないのです。
0520-32
0520-40
靴のかかとが減るのと同じです。
物理的に擦れれば減る、擦り切れると云う事です。
特に、今回のように角部分がナイロンやコットンですと
使用方法にもよりますが、角の擦り切れが早いかと思います。

で、いつも気になっていた付け根部分を見てみますと
0520-37
この持ち手は、革が一枚でできております。
通常ですとこの厚みの持ち手だと、付け根部分は革が二重になっています。
この部分は伸び易く負担が掛かり易いので、厚めの革の場合は
一枚でもいいのですが、この革の厚みですと二重が基本です。

見たところ外観は大丈夫そう、では裏面は。
0520-31
やっぱり切れています。
この鞄の生地は、ナイロン生地の裏面に樹脂をコーティングしてある
だけですので、やはり耐えられないだろうと。
現状は、コーティングの部分が裂けていますが
このままいくと、本体のオレンジの生地も裂けてしまいます。

このコーティングは、生地強度を増す為という訳ではなく、
見た目の為のコーティングな感じですので、実質薄手のナイロン一枚仕立て。
ですので、縫製に使われるナイロンの糸の縫い目に、
生地が耐えられず、縫い目で裂けている状態です。

革でも生地でもナイロンでも、この付け根部分は
鞄の中で一番負荷が掛かりますので、
通常は、力布的な補強の芯材などが宛てられています。
(まは本体の生地が二重に折り込まれていたり)

ご依頼主さんは、お仕事用で使われていて
ナイロンで軽いし、一泊の出張でもちょうどいいサイズですし
マチがあるのでお弁当も平に置けるので使い勝手がいいとの事。
で、結構な荷物を入れてしまうと。

大きい鞄だからといって、たくさん荷物を入れるのは禁物です。
大きな本体に細い持ち手、なんていう鞄をよく見かけますが
それはデザインというだけで、実用と云う訳ではありませんので。

このル プリアージュも、使用目的としては
サブバック的な範囲の仕様と云う感じでしょうか。

補修するかどうか、新しい鞄も探してみたが、
なかなか丁度いいものがないので、修理してでも使いたいと。
(また、同じ鞄を購入しても同じようになってしまうし)

それでは補修です。
角部分には革を宛てて補強します。
角の補強革のサイズは、その場でラインを描きサイズを決めて頂きました。
付け根部分も内側に補強の革を宛てます。

0520-27
ル プリアージュで使われている革は、シボの型押しがされています。
なので、色味だけでなくシボも必要となるのですが…
0520-300520-26
オリジナルも手に触れる部分と、蓋の部分ではすでに
革の色がちょと変わってきています。

持ち手の部分に近い色の革はありますが、シボが無い。
蓋の部分に近いシボありのブラウンの革が
残り僅かですが、革棚から発掘できましたので、今回はそれを用います。
0520-250520-24
とんがりコーン的な補強パーツを製作。
そして本体にそれぞれ縫製します。
0520-290520-23
今回は一枚仕立てですので内側に縫い目ができますが、
通常の内装ありの鞄の場合、内側に縫い目がでないように
補修する事も可能です。
AFTER
こちらの角補強サイズは大きいサイズになります。
0520-17
通常の角補強サイズはこちら。
171201007171201008
もともとも縫い割り部分に補強パーツの縫い割りのラインを
合わせて加工しますと、もともとついている感じで仕上ります。
間近でもみても、後付けとは分からないと思います。
0520-19
0520-21
付け根部分の補強四箇所。
0520-140520-16
用意できた革もしなやかな革でしたので、
本体に縫い付けてもナイロン生地に添うようにくったりと。

受け取りに来られたご依頼主さんにも
「もともとみたい〜」と、一番のお褒めのお言葉。
修理しました、と云う感じだと残念ですし。

ここでお客さんの予想外の行動。
鞄を畳み始めたのです!

確かにこのル•プリアージュは折りたたみができる鞄ですが
それはナイロンの状態であります。

革で角を補強しましたし、まさか畳まないという前提だろうと
勝手に思っていましたので、

動揺を隠せず、
「畳めないんじゃ…」とぼそぼそと云いつつも、
お客さんは、ぱたぱたぱたと畳んでいく…。

なんとかぎりぎりホックボタンで閉じる事が。
ですが、角パーツが今回のような大きめの革宛で補強した場合は
補修後は一応畳めない仕様ということになります(畳めてはいますが)

ただ、裏地のようなコーティングですがこれは畳んだりして鋭角に
生地が折曲がることで剥離し易くなってしまうと思われますので
そもそも折り畳まないほうが宜しいのではないかと思います。



補修費用などについてはHPをご覧下さい。
ロンシャンHPリンク

ロンシャン ルプリージュ角擦れ補修まとめ
20180412104
ロンシャンのプリアージュをカスタムオーダー風にしてみる。
171201020171201000
余白30
こちらは、もう何件も同様の補修をしているBALLYのトート。
ロンシャン以外でも角補強は可能です。
この鞄、毎回ロゴパターンの配置が微妙に違うような気がします。
AFTER
0524
0520-450520-430520-41
この角のパーツというのは、恐らく昔は旅行鞄などのハード環境で使われる
鞄の角の補強目的のデザインだったのでしょうが、
今では、鞄正面だけの角に革のパーツがあしらわれていたりと、
有名無実化していたりします。

ちなみに靴のキャップトゥ部分も、昔は指先の保護をする為に
その部分は革が二重になっていて、補強の役目を担っていたらしいのですが、
今はキャップ部分は二重ではないのですが、硬質になる芯材を入れる事で、
同様の役割をしています。

以上、「お仕事用にロンシャンハード化してみる篇」でした。
HPアイコンロゴアウトライン


ampersandand at 16:36|Permalink